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このBlogは、上橋菜穂子先生の長編小説『獣の奏者』へのリスペクトから生まれた二次創作小説を公開するために開設したサイト『エリンの木の下で』のブログコンテンツ部分にあたります。
2010年8月頃、小説の公開にあたり、そのいきさつを書き記してみようと思いたち、プログを始めたのですが、当時はその一作だけで終わるつもりだったものの何故か書きたい気持ちが消えず、時々新作を追加しているため、このブログはその更新情報と上橋先生の話題を中心として、続けております。
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2013年09月04日

電子書籍の可能性

さっきの投稿と関連するお話。

どうして今頃あれのことを思い出したかというと、こんな記事を見つけたからなんですね。

夢枕獏『羊の宇宙』、リッチコンテンツとしてiBookstoreに登場



夢枕獏さんのショートストーリーにたむらしげるさんの挿絵がついた絵本なのですが、日本語のコンテンツと英語のコンテンツが一冊に合体しています。日本語と英語では開きが逆になるので、挿絵もそれに合わせて左右反転しています。

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そしてどちらも、任意の文をタップするとその訳がポップアップするというすばらしい作りになっています。

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これを見て思いました。

『精霊の守り人』と『闇の守り人』がこうならないかな

って。

これらは上橋先生の傑作でもあり、米バチェルダー賞を獲得したほどの名翻訳作品でもありますが、英語版はいまだに『洋書』扱いで、ごく限られたリアル書店やアマゾンのようなオンライン書店でなければ手に入りません。しかも米アマゾンですら、Kindleコンテンツにはなっていないのです。ものすごく勿体ないと思いませんか?



私は常々、電子書籍は映画のDVDみたいに複数の言語で書かれたものを1冊にまとめて出せばいいのに、と考えています。それも単に日本語版と英語版をくっつけるというのではなくて、見開きの片ページが日本語、もう片ページが英語と、参照し合いながら読み進めてみたいと思っていました。
だけど実は、この二作品についてはそれだけでは済まないのだということも知っていました。
理由は、先にご紹介した、講演要旨PDFの「思考の流れの違い」という部分を読むとわかります。
その問題が、「一文(or段落)ごとに訳文がポップアップする」というフォーマットであれば解決できると思うのです。
しかもこれなら、海外の版元を経由せずに、一つのコンテンツを世界中に流通させることが可能になるのでは?

ただ、こういう電子書籍を普及させていくには、まずはマンパワーが必要なんだろうな、と思います。キャシーさんのように翻訳に携わる方が日本人の中からもっと増えてほしいですよね。こういうコンテンツに小さい頃から触れていれば、英語力の底上げになるんじゃないかな。

ちなみに、iOS自体の機能を利用すると、選択部分の読み上げができるんです。これはiBooksアプリに限った機能じゃないですけど、案外知らない人が多いのですよね。
「設定 > 一般 > アクセシビリティ > 視覚サポート > 選択項目の読み上げ=ON」にすると、「読み上げ」というコマンドが使えるようになります。

sample3.PNG

ただ、英文の読み上げはほぼ完璧(よほど独創的な造語や新語でなければ)ですが、日本語の読み上げはいまいち正確さに欠けます。どんな具合かはやってみればわかりますよ。ぜひ一度お試しください。


こういう機能がすごく効果を発揮するのは、やはり絵本だと思うんですよ。
私の大好きな『My friend the moon』(アンドレ・ダーハン作/画)。

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私はこれが洋書しかなかった頃に買いました。文字量の少ない平易な内容ゆえ、中学レベルの英語力でも理解できますが、後に書店で日本語版を見たとき、「なるほど、これが「模範解答」なのか」としみじみした記憶があります。リッチコンテンツ化したら、是非買いたいと思う絵本の一つです。

紙の本の魅力もまた捨て難いのは確かですが、デジタルにはデジタルだからこそできることがたくさんあるのだから、差別化という意味でも、特殊な機能や多国語化は有料オプションでなんてけちくさいことを言わずに、電子書籍はこれが当たり前ってくらいに普及していってほしいです。


余談:
守り人シリーズなんてまだ電子化もされてないですけどね。一体いつになるんだろ...。
それに『獣の奏者』も、もうとっくに英訳されているとばかり思い込んでいたのですが、独語版などいくつかは出ているものの英語版はまだなのですよね。
多くの国が第一外国語として英語を学んでいる今日、まずは英語版が出て、英語版を読んだ他言語圏の人達がそれぞれの母国語に訳していく...っていうのが流れとしてはスムーズな気がするので、ドイツ語版やタイ語版が先に出たのが少々不思議。
なんでだろう? 英語圏では、獣の奏者みたいなストーリーには需要がないということなのですかね?
なにかしらレーティングに引っ掛かるのか、宗教的な問題なのか、はたまた、女性(母)が死ぬというのがマズいのか。
そのあたりの事情を、また講演会などの機会があれば質問してみようかなと思う今日この頃。
タグ:電子書籍
posted by kemomo at 20:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小ネタ
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