このBlogは、上橋菜穂子先生の長編小説『獣の奏者』へのリスペクトから生まれた二次創作小説を公開するために開設したサイト『エリンの木の下で』のブログコンテンツ部分にあたります。
2010年8月頃、小説の公開にあたり、そのいきさつを書き記してみようと思いたち、プログを始めたのですが、当時はその一作だけで終わるつもりだったものの何故か書きたい気持ちが消えず、時々新作を追加しているため、このブログはその更新情報と上橋先生の話題を中心として、続けております。
見つけてもらえて、嬉しいです。
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探求編と完結編自体が逆フィードバックですよ、たしか。
なんかアニメ企画の初期の会議で話し合ってた時に?思いついたとかどっかにあったような…
なにより、トムラ先輩の目立ちっぷり、妻帯の有無を全力で回避する展開なんかがアニメ版をホウフツとさせる。
絶対アニメから来た人たちへのサービスだと思いましたよ。
王獣編まではトムラ先輩、無視される為の役だったもんなあ…。と思ったら、「刹那」では妻も子供もじじばばもいる! …それはそれとして。
龕灯祭りは、あきらかにねぶた系ですね。
ただ、アニメのほうはでっかい山車が無いので、そのほかの地方の灯篭流しのお祭りにも似てる。
でもどこのお祭りでも明かりを流して死者の霊を慰めるんでしょうね。
うむ、あの回にピッタリです。
でっかい山車のほうですけど、実は別の回に出てるんですよ。
「竪琴の響き」で、イアルさんが傷の手当を受けて寝ているときの、夢の中で。
あの夢の中で、「堅き楯のイアル」のハガルを斬った場面では省略されていた、ハガルとの会話が再現されています。
あの時ハガルは、堅き楯の起源の話と「この国を裏側から見て思ったこと」をイアルさんに話してから、刃を交えたのだというのがこの夢によって明らかになり、そのハガルのセリフに被る形で、その日の祭りのディテールも描かれる。
真王国の歴史の数々のエピソードを具現化したような山車が、太鼓橋を列をなして渡っている、美しいシーンです。
この山車行列が、あの日の祭りのメインなのでしょう。
『刹那』の中では、龕灯は疫病神を象ったものですけどね。
そして、人々の持っている小さな龕灯のモデルは、広島の原爆の日に行われている「とうろう流し」でしょうか。
こちらをごらんいただくと、イメージぴったりだと思いますよ。
http://www.urban.ne.jp/home/tourou/album.htm
あまりこのBLOGではアニメの話題に触れることはないのですが、ゆうこさんのおっしゃるように、探求編・完結編自体がアニメ化がきっかけで執筆された作品だということが、ほんとうに興味深いですね。私がここまで入れ込んだのも探求編・完結編があってこそ、と言えるので、アニメがあって良かったとつくづく思います。